オンライン診療にWi-Fiは必要?通信環境の準備と注意点
オンライン診療を利用する際、「Wi-Fiがないと受診できないのか」「スマートフォンのモバイル通信でも利用できるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。オンライン診療では、医師と映像や音声を通じてやり取りするため、インターネットに接続できる環境が必要です。ただし、接続方法はWi-Fiに限られるわけではありません。この記事では、オンライン診療に必要な通信環境、Wi-Fiを利用する際の注意点、通信が不安定になった場合の対応について解説します。
オンライン診療にWi-Fiは必要?
オンライン診療では、スマートフォンやパソコンなどをインターネットに接続し、医師と映像・音声によるコミュニケーションを行います。
厚生労働省も、オンライン診療を利用する際には、インターネットに接続でき、プライバシーが守られる環境が必要であると案内しています。
Wi-Fiがなくてもオンライン診療は利用できる?
オンライン診療では、必ずしもWi-Fi接続が必要というわけではありません。
スマートフォンの4Gや5Gなどのモバイルデータ通信でも、利用するサービスの動作条件を満たしていれば、映像や音声を使った通信が可能です。
ただし、医療機関が使用するシステムによって対応端末や通信環境の条件が異なる場合があります。予約する前に、利用案内を確認しておきましょう。
Wi-Fiとモバイルデータ通信の違い
Wi-Fiは、自宅の無線LANルーターなどを通じてインターネットに接続する方法です。一方、モバイルデータ通信は、携帯電話会社などが提供する通信回線を利用します。
どちらも通信状況によって速度や安定性が変化します。Wi-Fiに接続していても、電波が弱い場合や回線が混雑している場合には、映像や音声が途切れることがあります。
また、モバイルデータ通信を使用する場合は、契約内容に応じてデータ通信量が消費されます。
オンライン診療を受ける前に確認したいWi-Fi環境
オンライン診療を予定している場合は、使用する端末とインターネット接続の状態を事前に確認しておくと、当日の操作を進めやすくなります。
通信状況を事前に確認する
受診予定の場所でインターネットに接続し、ウェブサイトや動画通話機能などが正常に動作するか確認しておきましょう。
Wi-Fiの電波が弱い場合は、ルーターとの距離や設置場所、周囲の障害物などが通信状況に影響している可能性があります。
オンライン診療に必要な通信速度は、利用するシステムによって異なります。具体的な推奨速度が案内されている場合は、その内容を確認してください。
カメラ・マイク・スピーカーも確認する
インターネットに接続できても、カメラやマイクが正常に動作しなければ、医師とのやり取りに支障が生じることがあります。
受診前には、次の項目を確認しておきましょう。
- スマートフォンやパソコンがインターネットに接続されている
- カメラが正常に映る
- マイクで音声を入力できる
- スピーカーやイヤホンから音声が聞こえる
- 必要なアプリやブラウザが利用できる
- 端末の充電が十分にある
医療機関から事前の接続テストについて案内されている場合は、その手順に沿って準備しましょう。
オンライン診療でWi-Fiを利用する際の注意点
公共のフリーWi-Fiの利用には注意する
カフェや商業施設などで提供されるフリーWi-Fiは、不特定多数の人が利用できる通信環境です。
公共のWi-Fiには、通信内容の盗み見や不正なアクセスポイントへの接続など、情報セキュリティ上のリスクがあります。
オンライン診療では個人情報や健康に関する内容を扱うため、公共のフリーWi-Fiの利用は避け、自宅などで管理している通信環境を使用することを検討してください。
プライバシーを確保できる場所を選ぶ
通信環境だけでなく、周囲に会話が聞こえない場所を確保することも大切です。
自宅で受診する場合でも、家族などに診察内容が聞こえる可能性があります。周囲の状況を確認し、落ち着いて会話できる場所を用意しましょう。
また、オンライン診療で使用するアプリや端末のOSについても、更新状況を確認してください。
オンライン診療中にWi-Fiが切れた場合の対応
通信が途切れた場合は接続状態を確認する
診察中に映像が止まったり、音声が聞こえなくなったりした場合は、まず端末のインターネット接続状態を確認します。
Wi-Fiの接続表示や通信状況を確認し、必要に応じて医療機関から案内されている再接続方法を試してください。
ただし、診察中に別のアプリへ切り替えると、通話が終了する場合もあります。利用するシステムの操作案内に従うことが大切です。
再接続できない場合は医療機関へ連絡する
通信が回復しない場合は、予約確認メールや医療機関の公式サイトなどに記載されている連絡方法を確認しましょう。
通信トラブルによって診察が中断した際の対応は、医療機関や利用するシステムによって異なります。
再接続や予約の取り扱いについては、医療機関の案内に従ってください。
オンライン診療のWi-Fiに関するよくある質問
オンライン診療ではどのくらいのデータ通信量が必要?
データ通信量は、診察時間、映像の画質、利用するアプリ、通信方式などによって変わります。
一律の通信量を示すことは難しいため、利用予定のサービスに通信量の目安が案内されているか確認しましょう。
家族と同じWi-Fiを使っても大丈夫?
家庭内で複数の端末が同じWi-Fiに接続していても、オンライン診療の利用自体が直ちにできなくなるわけではありません。
ただし、複数の端末で大容量の通信を同時に行っている場合は、回線の混雑によって映像や音声に影響することがあります。
受診中は通信状況を確認するとともに、診察内容が周囲に聞こえないよう配慮しましょう。
まとめ|オンライン診療ではWi-Fiと通信環境を事前に確認しよう
オンライン診療ではインターネット接続が必要ですが、必ずしもWi-Fiを利用する必要はありません。利用するシステムの条件を満たしていれば、スマートフォンのモバイルデータ通信も使用できます。
受診前には通信状況、カメラやマイクの動作、プライバシーを確保できる場所などを確認しておきましょう。
また、公共のフリーWi-Fiには情報セキュリティ上の注意点があります。オンライン診療で使用する通信環境について不明な点がある場合は、予約先の医療機関へ確認してください。
参考情報:厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」、厚生労働省「オンライン診療について」、IPA「公衆無線LAN利用に係る脅威と対策」





















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