オンライン診療の身分証明書は何が必要?本人確認と準備の流れ
オンライン診療を予約するとき、「身分証明書は必要なのか」「運転免許証がない場合はどうするのか」と疑問に思うことがあります。オンライン診療では、画面越しに診察を行うため、患者本人であることを確認する手続きが設けられています。ここでは、公的な指針を踏まえ、身分証明書の種類、健康保険の資格確認との違い、受診前に確認したい点を説明します。
オンライン診療で身分証明書が必要になる理由
オンライン診療は、スマートフォンやパソコンなどを使い、医師と患者が映像と音声を通じてやり取りする診療です。なりすましを防ぎ、診察を受ける人が本人であることを確かめる必要があります。
厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(令和8年4月改訂)では、原則として医師と患者が互いに本人であることを確認するよう定めています。ただし、継続して診療を受けており、双方が相手を認識できる場合など、毎回の書類確認を必要としないケースもあります。
オンライン診療で使える身分証明書の種類
顔写真付きの身分証明書
初診のオンライン診療では、原則として顔写真付きの身分証明書を利用します。指針で例示されているのは、マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなどです。
マイナンバーカードを持っていないからといって、オンライン診療を一律に受けられないわけではありません。本人確認に使用できる書類は一種類に限定されていません。
顔写真付きの書類を持っていない場合
顔写真付きの身分証明書がない場合、指針では、二種類以上の身分証明書を使う方法や、一種類の書類の特徴を確認したうえで、本人確認の質問などを組み合わせる方法が示されています。資格確認書も本人確認書類の例に含まれています。
手元にある書類の名称を医療機関に伝え、具体的な確認方法を相談してください。
身分証明書と健康保険の資格確認は別の手続き
本人確認は「診察を受ける人が誰か」を確かめる手続きです。一方、保険の資格確認は「加入している医療保険を利用できるか」を確認する手続きです。身分証明書を提示するだけで、保険の確認がすべて済むとは限りません。
現在、保険診療を受ける際は、健康保険証としての利用登録をしたマイナンバーカード(マイナ保険証)や資格確認書が用いられます。従来の健康保険証は2025年12月2日以降、利用できなくなりました。詳しくはデジタル庁の案内で確認できます。
オンラインでの保険資格の確認手順は、利用する医療機関の案内を参照してください。
身分証明書の提示までの一般的な流れ
予約時に必要書類を確かめる
まず、医療機関の予約ページや受診案内を読み、本人確認書類の種類と提出するタイミングを確認します。診療前に登録を求められる場合もあれば、ビデオ通話の際に提示するよう案内される場合もあります。
案内された方法で本人確認を行う
利用するサービスによって、書類の画像を登録する手順や、カメラに原本を映して確認する手順などが考えられます。書類の撮影・送信を求められた場合は、指定された画面や方法を利用し、指示されていない宛先へ送らないようにしましょう。
画面上で氏名などを確認されたときは、予約情報と照らし合わせながら回答します。受診時には書類を手元に置いておくと対応しやすくなります。
身分証明書を用意できないときの確認事項
書類を持っていない、紛失した場合
本人確認書類が手元にないときは、予約前に医療機関へ連絡してください。指針には、やむを得ない事情がある場合の例外が設けられていますが、書類なしで受診できることを一律に保証するものではありません。利用可能な代替書類や今後の手続きについて確認しましょう。
名前や記載内容が予約情報と異なる場合
氏名の変更などで書類と予約情報に違いがある場合は、登録内容を自己判断で変更する前に医療機関へ確認します。本人確認時に追加の説明や書類が必要かどうかを尋ねると、準備する内容を整理できます。
画像のアップロードができない場合
スマートフォンの操作や撮影に不慣れな場合も、医療機関の窓口に確認できます。本人確認の具体的な手順や、別の提示方法が用意されているかを聞いてください。
オンライン診療の受診前に確認したいこと
本人確認をスムーズに進めるために、予約前に次の項目を整理しておきましょう。
- 利用可能な身分証明書の種類と必要な枚数
- 書類を登録する時期、提示する画面や方法
- 保険診療の場合の保険資格確認の手順
- 書類がない場合や登録情報が異なる場合の相談先
- 利用する端末のカメラ・音声・通信環境
確認が必要な内容は医療機関ごとに異なるため、公式の受診案内を優先してください。また、オンライン診療は書類の有無だけで実施が決まるものではなく、診察方法が適切かどうかは医師が判断します。
まとめ:オンライン診療の身分証明書は事前確認が大切
オンライン診療では、原則として患者と医師の双方が本人確認を行います。初診では顔写真付きの身分証明書が基本ですが、持っていない場合の確認方法も指針に示されています。また、本人確認と健康保険の資格確認は目的の異なる手続きです。予約先の案内を確認し、手元の書類で対応できるか不明な場合は事前に医療機関へ問い合わせてください。





















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